第四回:英文法で長文を読むコツ

① 英文法と長文
 英文法と長文問題は互いに独立した分野のように扱われているにも関わらず、文法が分からなければ長文は読めない、といったようなことも言われており、受験生としては文法がどの程度長文に関わっているかを掴みづらいのではないでしょうか。そこで、僕が学習していく内で感じた文法と長文の関わりを今回は書いていきたいと思います。

② 英文を読む基礎的な文法
 まず僕が感じたことは、長文を読むのに当たって英語の基礎的な文法の決まり事を抑えておく必要があるということです。これはごく当たり前のことなのですが、例えば関係代名詞や仮定法の正しい使い方が理解できていなければいくら単語やイディオムの知識があっても文章の正確な意味を捉えることはできなくなります。

 僕が学習していく中で、文法が分からなければ長文は読めないと言われている所以はここにあるのだと感じました。単語やイディオムの意味さえ分かっていれば、文法事項によるニュアンスの違い以外のことくらいならば理解できるかもしれません。しかし入試を考えると、問題として出題される箇所は何らかの文法事項が関わっていることが大半であり、そこで表されているそのニュアンスの違いのようなものが問われているケースが多いのです。

③ 読解のルール
 次に僕が感じたのは、英語という言葉の使い方をしっかりと理解する必要があるということです。ここで言う使い方とは、接続詞や否定の語句の意味と用途を理解しているということです。

ここで、一つ問題を出してみましょう。
You might think that the color of the swan is white. However,
上の英文のあとにはどのような内容の文が続くでしょうか?
答えは、「白くない白鳥がいた」や「その白鳥(the swan)の色がある日突然白ではなくなっていた」のような内容の文だと言えます。どうでしたでしょうか。この文単品で見たら正解できた人が多いかもしれませんが、これこそが長文を読む上で大切な文法の力なのです。

 現代文の問題を解いているときに文中に「しかし」という接続詞を見かけたら、多くの人はそのあとの文ではそれまでと反対のことが述べられるのだとしっかり認識することができるでしょう。しかし、英語長文においてHoweverやButを見ても、対応する日本語訳として「しかし」という言葉は思いついても、そのあとの内容までは意識が向きにくいのではないでしょうか。ここで日本語と同じように後ろの内容が予想できることが、英語長文を論理的に読み進めていくに当たって非常に大事な力なのです。

 とは言っても、意識すればいきなりそれができるようになるかと言えば難しいと感じるかもしれません。そこで是非試して欲しいのが、文に記しをつけることです。英文に丸をつけるくらいならばやっている人もたくさんいると思いますが、最初はもっと具体的な記しを記入することをおすすめします。例えば、逆説の言葉には両矢印(↔)を記入したり、thereforeなどの順接の言葉には普通の矢印を入れたりということです。記号を使うことで直感的にあとに続く文の意味が予想できるようになると思います。最終的には何もない状況で日本語を読んでいる時と同じ反応ができるようになれば理想的ですが、まずは記号を書いて練習してみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です