第一回:英文法について

① はじめに
今回から「英文法のコツ」というテーマでブログを書かせて頂く、早稲田大学の佐藤と申します。よろしくお願いします。今回は、これから英文法について説明していくにあたって覚えておいて欲しいことを書いていきたいと思います。

さて、英文法と聞くと「あぁ、暗記の量がやたら多い面倒くさいやつだ。」と感じる人が多いのではないでしょうか。高校時代の僕も英文法に対してそのように思い、敬遠していました。英文法は英語のルールだから長文読解にも絶対に必要であるという話は聞いたことがありましたが、それでもなんとなく読めているからという理由で英文法をしっかりと勉強していませんでした。しかし、友達にやったほうが良いと言われてしぶしぶ学習してみると、それまでの考えは思い違いでああるということに気づきました。このような自分の体験から、皆さんが抱きやすい誤解を解き、英文法という分野の魅力や本質について伝えることができたらと思います。

上の文で、英文法は英語のルールであるということを聞いた話として書きましたが、是非この考え方を覚えておいてください。英文法は「英語という科目の独立した暗記分野」ではなく「英語のルールを学ぶ読解の基礎になる分野」なのです。

② 英文法に関する誤解
 英文法の参考書と言って真っ先に思いつくものはなんでしょうか?おそらくNext StageやVintageといった参考書ではないでしょうか。では、英文法の勉強法と言って真っ先に思いつくものはなんでしょうか?これはおそらく、上に挙げたような分厚い参考書を何周も繰り返して可能な限り暗記する方法でしょう。

 このような現状から英文法という単元が英単語と同じように「覚えなければいけない暗記分野」というイメージが強いと思います。もちろん暗記をすることも必要ですが、少し考えれば覚える量をぐんと減らすことができるのです。

③ 英語を日本語として見ない
上の見出しを見て、大半の人は何を言っているのかと感じたのではないでしょうか。英語を日本語として見ないということですが、ここで特に伝えたいのは「英語は必ずしも日本語と対応しない」ということです。

例えば、「私は鍵を失くしてしまった。」「私は鍵を失くした。」という2つの文を、ノートにでも頭の中ででもいいので英訳してみてください。ほとんど100%の人が一つ目の文を”I have lost my key.”、二つ目を”I lost my key.”と答えたと思います。それでは、この二つの英文を見たとき、何が違うかはわかりますか?答えは、一つ目の文”I have lost my key.”は鍵を失くしてまだ見つかっていないということが文からわかりますが、二つ目の“I lost my key.”では鍵を失くしたことのみが文から分かり、その後見つかったかどうかは分かりません。これは、現在完了形は過去から現在までの期間のことを示しますが、過去形は過去の一点であったことだけを示すといった違いによるものです。ここで問題にしたいのは、この二つに「失くした」と「失くしてしまった」という日本語の違いはこの指している時間の差をしっかりと表したものではないと言う事です。

「現在完了形=~しまった」と暗記している人はそれほど多くはないと思いますが、英語には必ずしも対応する日本語があるとは限らないということを頭の片隅に入れておいてください。

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